1.
アリス「という訳で、私からリースに30の質問をしてみたいと思います! それでは意気込みをどうぞ!」
リース「何故俺がこんな事を――」
アリス「意気込みをどうぞ(にっこり)」
リース「……まぁ、適当に」
2.
アリス「最初は名前からね。フルネームで教えてください」
リース「リース・アーリン・ラグエイジ・イリスピリア」
アリス「フルで聞く事滅多にないけど、相変わらず長いわよねぇ」
リース「アリスにだけは言われたくないな」
3.
アリス「ところで、身長ってどれくらいなの? 見た目平均的な感じはするけど」
リース「最近測って無いけど、173cmくらい」
アリス「ふーん。可もなく不可もなくって感じね」
リース「若干まだ伸びてるから、もう少し高くはなると思うけどな!(少しムキになっている)」
4.
アリス「では、体重は?」
リース「……それって、聞く意味あるのか?」
アリス「質問リストに載ってるんだから仕方ないじゃない」
リース「まぁ、55以上70未満あたりじゃねーの?」
アリス「随分幅が広いんだけど。何そのアバウトさ」
リース「そういう文句は作者に言ってくれ」
5.
アリス「お次は二択で選ぶ質問ね。頭脳派か肉体派か、しいて言うならどっち?」
リース「どっちも当てはまる気がするけど……」
アリス「私もそう思う。けどここはどっちかで答えてみて」
リース「どっちかを選ぶとしたら、頭脳派な方か?」
6.
アリス「紅茶党? 珈琲党?」
リース「どっちも飲めるけど、好きなのは珈琲」
アリス「あー、なんかそれっぽい」
7.
アリス「寝起きは良い方かしら?」
リース「まぁ普通。決められた時間にはちゃんと起きるし」
8.
アリス「リースって平均何時間くらい睡眠とってるの?」
リース「日によってまちまちだけど、最低でも5時間は寝るように心がけてる」
アリス「へぇ、結構寝てるんだ。徹夜で本読んでるイメージがある」
リース「時々そういう事もするけど」
アリス「さすがは本の虫ね」
9.
アリス「心安らぐ時ってどんな時?」
リース「静かな部屋でくつろいでいる時」
アリス「案外普通なのね、つまらないわ」
リース「一体俺に何を求めてるんだよ(ため息)」
10.
アリス「お酒に強い方? ……って、質問するまでもないわね」
リース「だったら何故質問リストに盛り込むんだよ」
アリス「文句なら作者に言ってよ。ま、理由は単に面白がるためでしょうけどね」
リース「腹黒作者め……」
11.
アリス「お酒で迷惑をかけたことがあるか? ……えぇ、そりゃぁもういろいろとね(にっこり)」
リース「お前が答えてどうする!」
アリス「あらリース。そんな事私に言ってもいいのかしら?(含みの篭った笑み)」
リース「…………」
12.
アリス「さて、では趣向を変えて。通っている学校の名前を教えて下さいな」
リース「イリスピリア中央国立学校」(←質問が変わってホッとしている)
13.
アリス「何年生ですか?」
リース「高等部2年の第二過程を履修中」
14.
アリス「好きな科目は何かしら?」
リース「色々あるけど、一番興味があるのは言語学」
アリス「さすがは言語学マニア」
リース「……その呼び方、どうにかならないか?」
15.
アリス「では逆に、嫌いな科目って何?」
リース「世界史」
アリス「は? あんた、あれだけ散々世界史苦手なシズクを馬鹿にしておいて、自分もそうな訳?」
リース「苦手じゃねーよ、シズクと一緒にするなって。単に好きになれないだけ。細々と大して重要じゃない事まで暗記しなきゃならないから」
アリス「納得だけど、それシズクが聞いたら絶対怒るわよ」
16.
アリス「愚問だと思うけど、授業中寝たりする?」
リース「結構あるぞ」
アリス「え!? 意外!」
リース「誰しも経験あるだろ。退屈な授業は睡魔が襲い掛かってくるものだよ」
17.
アリス「えーと、友人を選ぶ基準とかってある?」
リース「そんなに器用な人間じゃないから、そんなの無いな。気が合うやつが友達」
アリス「なるほど」
18.
アリス「ノリは……良くないわ」
リース「だから何故お前が答えるんだよ(ため息)」
アリス「こういう時の突っ込みだけは、ノリノリだけどね」
リース「…………」
19.
アリス「自分の性格を一言で言うと?」
リース「一言? 無愛想。ってのが一番合うんじゃないのか?」
アリス「……あんた、少しは自分を持ち上げなさいよね、、せめて嫌味魔人とか!」
リース「それは持ち上げていると言うのか?」
20.
アリス「やりたい事はある?」
リース「この場から今すぐ退散するこ――」
アリス「それは認められません(にっこり)」
21.
アリス「惚れました、好きです、付き合ってください、ゴールインしましょう!」
リース「…………は?」(冷めた目線をアリスへと浴びせる)
アリス「やっぱり駄目ね。質問者の選出ミスだわ。この台詞に限っては、違う人に言わせるべきだったんじゃないの?」
リース「普通ひっかかるか? こんなバレバレな台詞」
アリス「あら、じゃあ試しにシズクでも呼んでみる?」
リース「なっ……ちょ、おい!」
アリス「冗談よ」(満足そうに微笑む)
22.
アリス「私の事、どう思う?」
リース「あの師匠にしてこの弟子あり」
アリス「正直なご意見ありがとう(にっこり)」
23.
アリス「では、兄弟姉妹父母祖父恋人友人犬猫赤の他人、私にはどのポジションでいて欲しい?」
リース「友人。ってか、実際そうだろ」
24.
アリス「好きな人はいま――」
リース「却下」
アリス「……あのねぇリース」
リース「却下だ」
アリス「もう! 面白くないんだから!」
25.
アリス「じゃぁこれなら答えられるでしょう? 絶対に好きになれない人は?」
リース「クリウスとはどう頑張ってもウマが合わない」
アリス「……ウマも何も、そもそも敵でしょうが」
26.
アリス「じゃあもう一つ。苦手な人は?」
リース「親父(きっぱり)」
アリス「見事に即答したわね」
リース「嫌いじゃないんだけど、どうもなぁ……」
27.
アリス「さて。物語の中でのリースの役回りを教えて下さい」
リース「役回り? 突っ込み担当とか?」
アリス「や、間違ってはいないけど……。こんなんでも一応ヒーロー役なのよね(ため息)」
28.
アリス「自分からみて、損な役回りだと思う?」
リース「さぁ? 別に不自由は感じた事ないけど」
アリス「むしろ、おいしい役どころだと私は思うわ」
リース「…………」
29.
アリス「では、どういう役回りが良かったと思う?」
リース「面倒くさくない役回り」
アリス「それは要するに、脇役に徹したいと?」
リース「まぁそうとも言うな」
アリス「追憶の救世主界全ての脇役を今、敵に回したわね」
30.
アリス「お疲れ様! 最後です。一言どうぞ!」
リース「やっと終わった……」
アリス「あんた、いつもそれね(ため息)」