1.
リース「何かよく分からんが、作者からメモを押しつけられた。シズクに質問しろだとよ」
シズク「リースが進行役って上手く出来るのかなぁ(ぼそり)」
リース「嫌なら今すぐやめてもいいけど、後で作者からどんな制裁が下ってもしらねーからな」
シズク「つ、続けて下さいっ!」
リース「一つ目。意気込みを言えってさ」
シズク「えっと、かなり先行き不安なんだけど……何とか終わればいいなぁと」
2.
リース「次は名前だな。フルネームで」
シズク「シズク・サラキス。本名は別にあるけど、こっちの方が断然呼ばれ慣れてるのよね」
リース「確かに、ジーニアだと違和感ありまくるよな」
シズク「そっちが本名なのに変な話よねぇ。ちなみに本名はジーニア・リル・ティアミストです」
3.
リース「確認するけど、年齢は本当に17歳だよな?」
シズク「どういう意味よ!」
リース「いや、初めて会った時、てっきり13歳か14歳くらいかと思った。マジで」
シズク「凄くよく言われるけど、物凄く心外だわ!」
4.
リース「お前って身長どれくらい?」
シズク「158cm。女の子としては平均的だと思う」
リース「へぇ、もう少し小さいかと思ってた」
シズク「それもよく言われるんだけど、皆して失礼なのよ。童顔だからってチビに見えるだなんて!」
リース「その通りじゃねーか」
5.
リース「次、体重は?」
シズク「……年頃の女の子に向かってその質問は立派なセクハラだと思う」
リース「俺のせいじゃねーよ! リストに載ってる質問を読んでるだけだっての」
シズク「読み上げてる時点で既にデリカシーが無いわよっ!」
リース「で? 実際どうなんだよ。このままうやむやで終わらせるのか?」
シズク「う……とりあえず、アリスよりは重いって事で、勘弁して下さい」
6.
リース「自分の性格を一言で言うと?」
シズク「お人よし?」
リース「敵にまで言われてたもんな、それ」
シズク「反論出来ないのが無性に悔しい!」
7.
リース「寝起きは良いのか?」
シズク「悪くはないと思うよ。起きなきゃいけない時間には起きられるし」
8.
リース「運は良い方だと思う?」
シズク「悪いです(きっぱり)」
リース「見事に即答したな」
シズク「セイラさんと衝突したのが全ての始まりよね……(溜息)」
リース「まぁ、悪運は強いと思うけどな」
シズク「それはそうかもね。第二部も散々な目に合ったけど、何とか無事乗り越えられたし」
9.
リース「今やりたいこととかは?」
シズク「えっと。結局イリスに散策に行けていないので、行ってみたいのよね」
リース「イリスに帰ったら行けばいいじゃねーか。姉貴が誘いたそうにウズウズしてたぞ」
シズク「余裕があれば行きたいなぁ」
10.
リース「さて、こっからは選択式らしいぞ。頭脳派か、肉体派か?」
シズク「肉体派という程強くないけど、絶対頭脳派ではないわ」
リース「魔道士って役割的には頭脳担当が定石なんじゃねーの?」
シズク「うっるさいわね! リースやアリスが頭良すぎるのよ!!」
11.
リース「紅茶党か、珈琲党か?」
シズク「どっちも飲むけど、紅茶の方が頻度が高いので紅茶党かな」
12.
リース「えーと……ここからは学校編らしい。学校の名前は?」
シズク「もともと通ってたのがオタニア魔法学校。今はイリス魔法学校に編入中」
13.
リース「学年は俺と同じだよな?」
シズク「うん、高等部第二過程履修中」
14.
リース「得意な科目とか、そんなものお前にあるのか?」
シズク「失礼な! ちゃんとあるわよ!」
リース「へぇ、で、何なんだよ?」
シズク「…………棒術(ぼそり」
リース「へぇ(乾いた笑み)魔道士の得意科目が棒術とはねぇ……」
シズク「な、無いよりはマシじゃないのよっ!」
15.
リース「それじゃあ逆に、苦手な科目は? って、世界史だよな」
シズク「その通りだけど、私の代わりに答えないでよ」
リース「更に言うと、魔法系の授業全般的に苦手だっただろ」
シズク「ななな、何でそれを!?」
リース「やっぱりそうか……」
16.
リース「授業中、寝たりとか――」
シズク(ビクッ!)
リース「……しょっちゅうあり。と(メモに記入中)」
17.
リース「それじゃあこれならまともに答えられるだろ。目標とする人は?」
シズク「えっと、カルナ校長かな。目標とするには高すぎる人だけど」
リース「あの人、そんなに凄い人物なのか?」
シズク「凄いよ。だって、優秀者に贈られる金のトロフィーを授与されるくらいだもん。10年に一度の逸材って呼ばれるような人」
リース「それは確かに凄いな」
シズク「強いだけじゃなくて、校長みたいに正しい力の使い方が出来る魔道士になるのが目標かな」
18.
リース「得意な魔法とかあるのか?」
シズク「うーん。特別得意ってものはないけど……闇魔法を使えるのは、結構珍しいかな」
リース「闇属性の魔法って事か?」
シズク「うん。種類が少ないし、ほとんど何の役にも立たない魔法ばっかりなんだけどね。闇魔法自体、あまり使える人が居ないらしいよ」
19.
リース「それじゃあ逆に、苦手な魔法は?」
シズク「えっと、光魔法。体質的に全く使えないみたい」
リース「光魔法って、明かりをつける魔法とかとはまた別なもんだよな?」
シズク「聖魔法って言った方が分かりやすい? 明かりをつける魔法は属性が無いものだよ。使い手のエネルギーをそのまま消費する感じ」
20.
リース「えっと、次は……す――(硬直)」
シズク「す?」
リース「あー、えーと……好きな人は居るか? だってさ」
シズク「皆好きだけど。そういう好きじゃなくて、恋愛の方?」
リース「まぁそうじゃねーの?」
シズク「だったら今現在は居ないよ……多分」
リース「多分?」
シズク「な、なんでもないよ! こっちの話!」
21.
リース「じゃあ、苦手な人とか居るのか?」
シズク「苦手ねぇ……お説教してる時のナーリアかな。普段は頼りになるお姉さんなんだけどなぁ」
リース「説教される要因作ってるのはお前だろ?」
シズク「う……そうだけど。ナーリアも細かすぎるのよ。ちょっとした事でガミガミ言い出すんだもん」
22.
リース「うわあああああ恐怖の大王だあああああ」
シズク「……リース」
リース「何?」
シズク「それ、物凄い勢いで棒読みで読んだら意味無いよ」
リース「書いてある事そのまま読んだだけだっての」
シズク「演技しなさいよね! って、何でわたしがこんな事言わなきゃいけないのよっ」
23.
リース「さくさく行くぞ。次……の質問は却下で」
シズク「はぁ!? 何でよ」
リース「一問くらいいいじゃねーかよ」
シズク「良くないわよ! あとでどんな制裁下っても知らないわよ? 書いてある事そのまま読めばいいでしょ」
リース「(渋々な顔で)……俺の事をどう思ってるか? だとよ」
シズク「え?」
リース「出てこなさそうだから次の質問行くぞ」
シズク「あぁぁ、ちょっと待ってよ。えーとね……捻くれてるけど、頭良いし、根の部分では優しいし、頼りになる存在だと思う」
リース「…………」
シズク「まぁ、毒舌は直した方が良いと思うけど」
リース「一言余計だな(溜息)」
24.
リース「次、俺と一緒に出かけるならどこがいいか?」
シズク「リースと二人って、結構難しいよね。図書館とか?」
リース「まぁ確かに、お互い本はよく読むからな」
シズク「あとは、イリスの町かな。地元だし、あちこち案内してもらえそう」
25.
リース「兄弟姉妹父母祖父恋人友人犬猫赤の他人、俺にはどのポジションでいて欲しいか?」
シズク「……ねぇリース」
リース「な、何だよ?」
シズク「犬と猫と、どっちがいい?(真顔で)」
リース「おいっ!」
26.
リース「やっと終わりが見えてきたな。物語でのシズクの役回りは?」
シズク「こんなんでも一応主人公らしいです」
27.
リース「損な役だと思うか?」
シズク「こんな事言っちゃ駄目なんだろうけど、結構色々損してると思う」
リース「まぁ、散々な目に合わされているってのは否定しないな」
シズク「主人公ってさ、もっとこう、格好良くて華やかなものじゃないの?」
リース「それをあの作者に求めるのは大間違いって事だよ」
シズク「うぅぅ……」
28.
リース「じゃあ実際、どういう役回りがよかったんだ?」
シズク「主人公するよりは、ヒロインとかそういうのに憧れるなぁ」
リース「そっちの方が更に無理あるよな」
シズク「う、うるさいわね!!」
29.
リース「さて、あと二つ。作者に一言」
シズク「えっと、第3部ではお手柔らかにお願いします……」
リース「限りなく無理に近いとは思うが」
シズク「わたしもそう思う(溜息)」
30.
リース「やっと終わったな。最後に一言」
シズク「無事に終わって良かった。リースが質問者って、やっぱりかなり無理があると思うのよね」
リース「そう思うなら俺にやらせるなよ」
シズク「順番的に仕方ないじゃない。質問シリーズ最終回なんだから」
リース「って事は、面倒な企画からこれでやっと解放されるって事か」
シズク「甘いわねリース。あの作者だし、どうせまた変な企画を持ってくるに決まってるじゃない」
リース「出来れば俺はもう関わりたくないんだけどな」
シズク「無理な話ね。という訳で、以上で終了です! お付き合い下さいましてありがとうございましたー!」