「追憶の救世主 第二部予告編」
五百の眠りから、悪しきものは解き放たれた
世界、再び混乱せり
六神の子は集い、
滅び
のときは近づくだろう
「僕の予想を遙かに超えた、
何
かが起きようとしているのかも知れないですね」
「――
始
まりは、500年前よ」
されど人よ、諦めるなかれ
時同じくして、滅びの血から 『
光
』 と 『
闇
』 が落ちる
――
「ティア
ミ
スト――って何なんだろう」
『ティアミスト』――古の勇者、シーナの末裔。
滅びの一族。
「ティアミスト? 違うわ。あの
子
はシズク。シズク・サラキスよ」
「
みんなシーナが奪って逃げたんだ。魔力も、瞳の色も。イリスピリアが持っていたはずの、全ての誇りを!
」
「別に俺がどうっていう訳じゃない。ただ、あいつを
信
じている。……それだけだよ」
「自分をしっかり
持
つの。――飲み込まれないで」
「自分っていう存在が、酷く希薄に思えて……大きな何かに押しつぶされてしまいそうになる」
「何故此処にいる? ティアミストの娘よ」
「わたし、本当は――」
―― 大いなる
中心
の地にて、刻は動かん ――
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